株式投資でインフレ対策

株式投資でインフレ対策 基盤産業の株に幅広く分散を
エミン・ユルマズの未来観測
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB10DNF0Q2A210C2000000/

日本の債務残高は足元でGDP国内総生産)の2倍を超えています。
過去に2倍を超えたのは敗戦直前の1944年。
旧円から新円に切り替えられるタイミングでハイパーインフレが起き、
お金を持っていた人はほぼ紙くずとなりました。
その中で資産を守れた人は、株を持っていた人だけで、
敗戦で閉鎖を余儀なくされた東京証券取引所が再開するまでの間に、
店頭取引という相対取引を個人同士が道端で行っていたのです。

株とは不思議なもので、世界大戦のような出来事があっても、
企業自体が存続する限り、生き残るものです。
日本企業の多くは安定しており、ビジネスモデルがシンプル。
三菱重工業川崎重工業といった重工業や日本製鉄など、
日本経済の基盤産業の株に幅広く投資するのがよいでしょう。
貯蓄しても資金は目減りするリスクがあるのですから、
もうけようと欲を出したり短期的な株価変動を気にしたりせずに、
インフレに対応すべきです。今がそのタイミングだと私はみています。