アルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」

アルツハイマー病の新薬 米FDA承認と発表 エーザイが共同開発
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210608/k10013072991000.html
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アメリカの「バイオジェン」と
エーザイ」が開発したアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」は
症状の進行を抑えることを目的とした薬で、
脳にたまった「アミロイドβ」と呼ばれる異常なたんぱく質を取り除き、
神経細胞が壊れるのを防ぐとしています。

これについてFDAは7日「臨床試験の結果、
アミロイドβ』の減少が確認され、患者の症状への効果が合理的に予測される」
と評価し治療薬として承認したと発表しました。

FDAによりますとアルツハイマー病の新薬が承認されたのは2003年以来18年ぶりで、
アミロイドβに作用する治療薬は初めてだということです。

これまでのアルツハイマー病の治療薬は、
残った神経細胞を活性化させるなどして症状の悪化を数年程度、遅らせるもので、
病気によって脳の神経細胞が壊れていくこと自体を止めることはできませんでした。

「アデュカヌマブ」は
日本でも去年12月に厚生労働省に承認の申請が出されていて、
今後の審査の行方が注目されます。