梅雨入り

沖縄地方が梅雨入り 平年より7日遅く
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/413551

山葵沢地熱発電

秋田・湯沢の山葵沢地熱発電所、運転開始へ 23年ぶりの規模
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44944340X10C19A5L01000/


国内で23年ぶりとなる大規模な地熱発電所が秋田県湯沢市で運転を始める。
Jパワーなど3社が出資する湯沢地熱は17日、
山葵沢(わさびざわ)地熱発電所の報道陣向け見学会を開いた。
地熱発電は天候に左右されず安定的に電力を供給できる再生可能エネルギーとして、
大きな期待が寄せられている。

Jパワー、三菱マテリアル三菱ガス化学が設立した湯沢地熱が、15年に工事に着手した。
出力は4万6199キロワットで国内4番目の規模だ。
総発電量は一般家庭9万世帯分に相当する。
20日以降に運転を始める見込みだ。

国内で1万キロワット以上の大規模地熱発電所は、
1996年に九州電力滝上地熱発電所大分県九重町、2万7500キロワット)が稼働して以来という。

山葵沢は15万7千平方メートルの敷地に3カ所の生産基地を設け、
計9本の生産井を掘り、蒸気を取り出して発電する。
蒸気は還元基地の計7本の還元井で地中に戻す。
井戸の長さは約1500~2000メートルに達する。

周辺に泥湯温泉や秋の宮温泉郷を抱えることから、
温泉の質に変化がないか08年から月1回のモニタリング調査を実施。
湧出量が減るのではないかといった温泉旅館の懸念を払拭するため、
地元関係者への丁寧な説明を何度も繰り返した。
このほか大気や水、希少な動植物など周辺環境への配慮をしている。

火山国の日本は世界の約10%の地熱資源が存在し、
米国、インドネシアに次ぐ3位の潜在的な発電能力を持つとされる。
東日本大震災の発生以降、国立・国定公園内の地熱発電所建設に対する規制が緩和された。