ゼロエネルギーマンション

積水ハウス、マンションも「ゼロエネ」
CO2の排出量抑制 海外展開にらむ
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10048090Y6A121C1TI1000/



積水ハウス
温暖化ガスの排出量の収支を実質ゼロにする環境配慮型マンションを開発した。
太陽光パネルと家庭用燃料電池で発電し、
自社開発した複層ガラスの採用などで断熱性を強化し、
日常生活による二酸化炭素(CO2)を1棟丸ごと抑える。電気代も大幅に下がる。
「ゼロエネルギーマンション」は大手では初めてで、
住宅の環境技術の高さをマンション販売の拡大につなげる。


環境意識の高まりに伴い、
戸建てでは「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」が普及してきた。
ただ、戸数に対して屋上の太陽光パネルを設置する面積が小さくなるマンションでは
これまで、電源が不足するなどの理由でゼロエネ対応は難しかった。


積水ハウスは2019年春に
名古屋市に3階建てのゼロエネマンション(12戸規模)を大手で初めて完成させる。
高密度で設置できる太陽電池をパネルメーカーと共同開発し、
屋上に1戸あたり最大3.5キロワットの能力分を設置。
都市ガスから電力をつくる家庭用燃料電池も配備する。


協力会社と共同で開発した樹脂アルミ複合サッシや
アルゴンガス封入の複層ガラスを採用し、開口部の断熱性を従来比で最大2倍に高めた。
これらの技術により冷暖房などに使うエネルギーを抑え、
マンションのゼロエネ化を実現した。


今後、発電効率を向上させるほか、
パネル会社と共同して壁や窓ガラスに貼るフィルム式太陽電池の採用も検討する。
中規模以上の物件にも「ゼロエネ」の導入を目指し、海外での販売も視野に入れる。


電気代も大幅に減る。積水ハウスの試算によると、
名古屋市に今回建設するゼロエネマンションの1戸あたりの占有面積を
85平方メートルとした場合、1年間の光熱費は3万9800円。
天気などにもよるが、同じ広さの一般的なマンション(22万5500円と想定)の
5分の1以下まで電気代を減らせるという。