マイコプラズマ

その咳、マイコプラズマ肺炎の可能性も 耐性菌急増、受診早めに
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO44464850S2A800C1EL1P01/



マイコプラズマは肺炎の原因となる一般的な細菌で
発熱した後にせきが続くのが特徴。鼻水はほとんど出ない。
小学校や幼稚園などで集団感染しやすく、子供の肺炎の原因では最も多い。
ただ、大抵は軽症で済む。感染しても発症しないケースも多い。





これまで日本では夏のオリンピックの年と同じ4年に一度
大きな流行があったが、その傾向は1988年を最後になくなっていた。
マクロライド系の良く効く薬が使えるようになったため」だ。


しかし、特定の抗菌薬の使用が増えると耐性菌も出現しやすい。
昨年からの流行がやまず、今年はオリンピックと重なった。





2011年4月に改訂された日本小児感染症学会などの治療指針では
マイコプラズマ感染が疑われる場合、まずはマクロライド系の薬を使い
2〜3日しても熱が下がらない場合は、テトラサイクリン系や
ニューキノロン系の薬を使うよう推奨している。


ただ、効き目の高いテトラサイクリン系の中には
8歳未満の子供に長く使うと歯が黄色くなる可能性がある薬も存在する。


日本経済新聞夕刊2012年8月3日付]