長引くせき

あなどるな!長引くせき
http://www.nhk.or.jp/kenko/drq/archives/2011/11/1105.html





ぜん鳴や息苦しさがなく、せきが出るだけの場合は「せきぜんそく」と呼ばれます。
せきぜんそくを放置していると、一部は本格的なぜんそくに移行すると
言われていますので、早く気づいて適切な治療を受けることが大切です。








インフルエンザも含めマイコプラズマ肺炎や百日ぜきは、飛沫感染します。
飛沫感染は患者さんの咳やくしゃみに含まれる病原体を吸い込むことで感染しますが
病原体の周りに水分を含んでいるため浮遊することなく
机や床などいろいろなところに付着しています。
普段、私たちはいろいろなところに触るので手に病原体が付着しやすく
その病原体のついた手を顔にもっていくと口や鼻、目といった粘膜から感染します。
ですので、感染のリスクを下げるためには、こまめに手を洗うことが大切です。





マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマというウイルスと細菌の中間に位置する病原体に感染することで発症します。
せきに特徴があり、たんを伴わない乾いたせきが、2〜3週間ほど続きます。
高熱、関節・筋肉痛を伴うこともあります。





百日ぜき
百日ぜき菌に感染することで発症します。
一度出るとしばらく止まらない発作性のせきが続き
長いと2か月以上続くこともあります。
息を吸うときに笛の音のような「ヒュー」という音が出たり
せきに伴うおう吐や粘性の透明なたんが出ることもあります。
治療は、マクロライド系の抗菌薬を2週間ほど服用します。