Warren Buffett

アップルよりIBM 投資家バフェットの「流儀」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C889DE6E3E3EAE4E7E4E2E2EBE2E7E0E2E3E0828296E2E2E2



ウォーレン・バフェット氏(81)
たぐいまれな投資眼で、一代で世界3位の富豪に上り詰めた。


「気に入った企業に投資するとき、マクロ経済の状況は議論しません」
企業の本質的な価値を見極め、それを下回る価格で買うことに徹する。
「今後10年にわたり、収益力と競争環境を保てると思える企業を選びます」


バフェット氏の投資の基本は、「株式」を買うのではなく
本当に気に入った「事業」を永久に保有するつもりで集中投資するところにある。
その代表例がコカ・コーラであり、アメリカン・エキスプレス。
昨年はIBM株を大量に取得して話題を呼んだ。


何より不確実さを嫌うのがバフェット流だ。
自分が理解できないものには投資しない姿勢を貫いてきた。
1990年代のIT(情報技術)ブームにも、ハイテク株に手を出さなかった。


厳しい見方なのが金(ゴールド)への投資。
「あなたが金を1オンス買ったとして、100年経っても1オンスのままですよ」
生産活動につながる株式や農地の方がよっぽど投資対象としてはいいという。

過去47年間の運用益、年平均20%

ウォーレン・バフェット氏は1930年に米ネブラスカ州オマハで生まれた。
幼い頃から数字に強く、お金をためることに関心を持つ。
証券会社で営業マンだった父親の影響もあり
11歳の時に初めて株式投資を手がけた一方、新聞配達などアルバイトにも励んだ。


20歳代半ばにオマハ投資ファンドを立ち上げ
繊維会社だったバークシャー・ハザウェイを65年に買収。
その後、バークシャーを投資会社へと変身させた。
過去47年間で、年率平均で約20%という運用成績をあげてきた。


フォーブスは世界長者番付で
バフェット氏の個人資産を約440億ドルとし世界3位の富豪にランキングした。


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