「脱ニッポン」のススメ

年収200万円以下の若者世代へ「脱ニッポン」のススメ
http://wpb.shueisha.co.jp/2011/08/31/6597/


震災後の国難にあっても
政治家が権力闘争を繰り広げる日本には、もはや回復の芽はないのかもしれない。
すでに年収200万円以下の“ワーキングプア”が1000万人もおり、その半数は20〜30代。
このままでは若者世代が貧しくなる一方だが、いったいどうすればいいのか。


須田慎一郎氏は
見通しが暗い20代の打開策として「脱ニッポン」を勧める。
「日本を捨てろとか、故郷をないがしろにしろとか言っているのではありません。
日本だけに閉じこもらず、仕事、暮らし、趣味など
自分の環境を成長する海外とリンクさせる努力をすればいい。
日本だけにしがみついて努力するより
そちらのほうが同じ努力でもずっと豊かな人生、成功を手にできるはずです」


古賀茂明氏
「とにかく海外に出て体を動かしてみることです。円は将来、確実に安くなります。
若い人にはアジアやアフリカなどでがんがん稼いで欲しいですね」


一部の企業法人はすでに脱ニッポンを実践している。
神奈川県内の中小企業オーナーがこう明かす。
「電子機器の製造をやっていて、今、海外に6つの拠点を展開しています。
そのうち5つがタイ、上海などのアジア地域で、利益の大半はそこの稼ぎです。
なので、本社をシンガポールに移そうと本気で考えています。
日本の拠点は子会社にします。
法人税も高いし、優秀な外国人の人材も雇いにくい。
日本はもはやモノ作りができる環境ではありません」