人民元

人民元が最高値更新 切り上げから6年、2割強上昇(日本経済新聞



21日の上海外国為替市場では
人民元の対ドルレートが1ドル=6.4516元で取引を終え、最高値を更新した。
元相場は6年間で20%強上昇した形だ。
ただ、足元では中国景気の減速感などから元相場は一進一退が続き
今後の動向は見通しにくくなっている。


今春からは消費者物価指数(CPI)の上昇が顕在化。
中国政府の幹部の間では元相場の上昇を促し、輸入物価の引き下げや為替介入を手控えることで流動性の増加を抑制するとの発言が相次ぎ、元相場は上昇のピッチを速めてきた。


最近は民営企業が集積する浙江省などで
輸出向けの軽工業品を生産する中小企業の経営破綻が顕在化。
さらなる元高による輸出企業の生産コスト上昇への懸念も強まり
一方的な元高は望めないとの見方も一部では出ている。


市場では「一方的な元高期待は海外の投機マネーの流入を招くリスクがある」
(国内証券)と元高を警戒する見方も根強い。
今後の展開を巡っては「インフレ抑制と景気悲観説が交錯する中
元相場の方向感が見えなくなった」(上海に拠点を置く外資系銀行)
との声もあがっている。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E3E2E6EA8DE0E3E2E5E0E2E3E39494E0E2E2E2;at=DGXZZO0195576008122009000000



http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110715/221499/?ST=world&rt=nocnt