ダムの利権

TVタックル」より

 屋山太郎


八ッ場ダムというのは、57年も経って
国交省の7つの公益法人ができて
30くらいの下請け企業ができて
そこにだいたい50人ぐらいが天下っている。
それで本体工事がまだだって
これ何かというと、永久に金を流して
天下り法人をそこで営々と養っているというのが、正直なところだよね。


八ッ場ダム関連に国交省176人天下り

http://www.the-journal.jp/contents/takano/2009/09/176.html


 高野孟


これじゃあ簡単には建設を止められないわけだよな。
(財)国土技術センター、(財)ダム水源地環境整備センター、(財)ダム技術センターなど
八ッ場ダムに関わる公益法人7団体に2004年現在で25人
八ッ場ダムの建設工事を落札した土建会社やコンサルタント会社など企業37社に
2003〜05年の間に52人、さらに随意契約業者57社には99人
合計176人の国交省OBが天下っているという。
これは、2004年前後の数年間でそうだったという話だから
発端から57年も経っている長い歴史の中で一体何人の天下り官僚が
この愚劣極まりない計画でメシを食ってきたのだろうか。恐らく1000人は下るまい。
今までに3200億円を費消してきて、今更建設を止めたらそれが無駄になると言うのだが
そのうちいくらが彼らの給与や退職金やハイヤー代や遊興費に充てられてきたのだろうか。
ダム建設を止めたらそれらが無駄になるのではなくて
止めても止めなくてもすでに無駄になっているのである。