抗TNFα療法検討会
ANA Laguna Garden Hotel
特別講演
「関節リウマチ治療の新しい治療ゴールを目指して」
産業医大第一内科 教授 田中良哉先生
NSAIDはセレコックス、モービックを推奨
ロキソニン、ボルタレンの時代は終わった。
抗TNF薬の登場により
関節リウマチでは、もうステロイドは必要ない。
国内3施設共同によるRECONFIRM-2試験では
インフリキシマブ投与により1年後には3割が臨床的寛解を達成できた。
RECONFIRM-2J試験では、インフリキシマブ投与前の総Sharpスコア(⊿TSS) の
年間進行度は21.33ポイントであったが、投与54週後には-0.03ポイントにまで低下し
関節破壊がほぼ完全に抑制されていた。
インフリキシマブ休薬後の臨床転帰を検討するRRR試験では
103例中63例がインフリキシマブを中止、休薬が持続している。