【特別講演】
「C型慢性肝炎治療の将来の展望 〜限りなく全症例の治癒を目指して〜」
虎の門病院肝臓センター 熊田博光先生
C型肝炎に対して
ペグインターフェロン/リバビリン併用療法(PEG-IFN/RBV)
72週投与が保健適応となった。
C型肝炎の治癒率にはLDLコレステロールが関係し
フルバスタチン追加により、ウイルスの陰性化率が高くなる。
また、インスリン抵抗性、肝細胞の脂肪化にも関連がある。
期待の新薬
テラプレビル(内服薬)
3日投与でウイルス量は1000分の1
1週間投与で5万分の1
2週間投与で10万分の1になる。
単独投与でも治癒する症例はあるが
多くは耐性株が発現するため、PEG-IFN/RBVを併用する。
3剤投与で80%以上の治癒率が期待できる。
副作用は貧血と重篤な皮疹、掻痒
プロテアーゼ阻害薬
テラプレビル(Telaprevir)PhaseⅢ 田辺三菱
ボセプレビル(Boceprevir)PhaseⅡ? シェリング・プラウ
田辺三菱製薬(株)2009/4/10 株価951円
# 田辺三菱製薬に厚労省立ち入り、血液製剤データ改ざん。(2009/04/08)