スキンケアの基本は洗顔・洗浄 九州大学皮膚科 古江教授
マルホのサイトより一部改変
http://www.maruho.co.jp/medical/hokenchouzai/index.html
洗顔・洗浄の仕方を考えるときに忘れてならないのが
石鹸などの洗浄剤は化学物質であるということです。
化学物質は、肌に刺激を与えるものですし
特にそれが高濃度の場合には皮膚に障害を起こします。
このため、洗顔・洗浄でまず重要なポイントは
洗浄剤をよく泡立てることとなります。
泡立てることにより適当な濃度に薄まる、そのことが重要なのです。
第2のポイントは
タオルと身体との接触面における力の強さです。
それが強すぎてはいけない、すなわち擦ってはいけません。
擦ること=炎症を起こすことです。
たとえ微小なものであっても皮膚に傷をつけることは
バリア機能を破壊してしまうことになります。
決して擦らずに、やわらかく洗うことが重要です。
このためにも、洗浄剤をよく泡立てることは有効です。
泡がクッションの役割を果たし、肌を傷つけることを防ぐからです。
第3のポイントは、洗浄剤をよく洗い流すことです。
化学物質を肌に付着させたままにすることは、皮膚への強い刺激になります。
皮膚科