アスピリン喘息

成人喘息患者の1割はアスピリン喘息 宮川武彦先生
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/miyagawa/200610/501610.html





アスピリン喘息は、成人喘息患者の約10%に出現するので
喘息患者を診療するに当たっては常に注意が必要だ。


アスピリン喘息の特徴
1) 成人の喘息の約10%に出現する。小児ではまれ
2) 重症喘息患者に多い
3) 20〜50歳代に多い
4) 女性にやや多い(男:女=2:3)
5) 発作は服用後1時間以内に起こり、時に、意識障害を来すほどの大発作になり、死亡例もある
6) 鼻茸(鼻ポリープ)や蓄膿副鼻腔炎)を合併していることが多い
7) 嗅覚が低下していることが多い
8) 好酸球性中耳炎を合併することがある


なお、ロイコトリエン拮抗薬は、アスピリン喘息の予防に有用であるといわれている。