国試

第95回薬剤師国家試験
合格者は3787人‐合格率は56.35%
http://www.yakuji.co.jp/entry18683.html#more-18683


受験者総数は6720人、合格者数は3787人で合格率は56.35%
合格率が最も低かったのは第一薬大の35.19%
第一薬大の受験者は私立の受験者総数6002人の17%を占める1023人と、突出して多かった。



受験者数が多かったバカ大学

    受験者数 合格率
第一薬大 1023人 35.19%
日本薬科大学  399人 54.14%
北陸大  389人 58.10%

第一薬大と日本薬大は毎年受験者数が増えているぞ!
特に今年は、まともな新卒者がいないはずなのに!!


大学別
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201003/514722.html


92〜94回
http://www.es-academy.com/es-paper/shingaku-9.html

ルボックス

笹嶋勝「クスリの鉄則」

フルボキサミン : テオフィリンの併用を見逃すな!

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/tessoku/201003/514692.html



現在、日本で販売されているSSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)には
ルボックスパキシルジェイゾロフトの3種類があります。
SSRIであれば、どれも似たようなものと考えている薬剤師に遭遇することがありますが
中でもフルボキサミンパロキセチンは、それぞれに異なる特徴があり
特に併用薬との相互作用に注意が必要です。


フルボキサミンは、CYP1A2の阻害作用が非常に強いのが特徴です。
従って、CYP1A2で代謝される薬剤を併用すると、併用した薬剤の血中濃度が上昇します。
特に注意が必要なものの一つが、テオフィリンです。
フルボキサミンを併用すると、テオフィリンのクリアランスが3分の1にまで低下します。
ですから、フルボキサミンを併用する場合には
テオフィリンの投与量を3分の1に減じる必要があります。


フルボキサミンの添付文書では
テオフィリンは「併用注意」の項にしか記載されていないため、見逃されがちですが
テオフィリンによる中毒症状が発現するリスクもありますから
しっかりチェックしなければなりません。


ちなみに、フルボキサミンの添付文書で「併用禁忌」になっているのは
エフピー、メレリル、オーラップ、テルネリンです。


また、フルボキサミンは、弱いながらもCYP2C9の阻害作用もあり
CYP2C9で代謝されるワーファリンとも相互作用があります。
実際、併用によって、INRが著明に上昇した例が数例報告されています。
詳細は、『Warfarin適性使用情報 第3版』(エーザイ)に記載されています。


フルボキサミンは、CYP阻害剤(特にCYP1A2阻害剤)という認識を持って
相互作用をチェックする必要があります。