復興財源に 政府がJT株一部売却へ

復興財源に 政府がJT株一部売却へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130226/t10015781321000.html



政府は、東日本大震災の復興財源に充てるため
JT=日本たばこ産業の株式の一部を近く投資家などに売却することになり
株価の上昇に伴って、売却益が当初の想定を上回る可能性が出ています。


おととし成立した「復興財源確保法」では
政府によるJT株の保有義務の割合を「2分の1以上」から「3分の1超」に引き下げ
手放した株式の売却益は震災の復興財源に充てることになりました。
これに伴って政府は、JT株の発行済株式の6分の1に当たる
3億3000万株余りを近く、売却することを決めました。


具体的には、まず
最大2500億円分の自社株買いを行うとしているJTに売ったあと
残りを来月、投資家向けに売却する方針です。


投資家向けに売り出す株式の数や価格は
来月11日から13日の間に決定したうえで
直ちに証券会社を通じて申し込みの受け付けと売却を行う計画です。


政府は、当初、今回のJT株の売却によって
5000億円の復興財源を確保する想定でしたが
株価の上昇に伴って、25日の終値を基に計算すると9600億円程度となり
今後、株価の大きな落ち込みが無ければ売却益が想定を上回る可能性があります。