受動喫煙に似た大気汚染

Dr.中川のがんの時代を暮らす:/68 受動喫煙に似た大気汚染
http://mainichi.jp/feature/news/20130211ddm013070030000c.html#


中国の現在の汚染は、想像をはるかに超えるレベルです。
北京の米国大使館が敷地内のPM2・5を測定し、ツイッターで発信していますが
昨年11月に世界保健機関(WHO)の基準の20倍となる
1立方mあたり500μgを超え、現在も高い水準です。


肺がんや中皮腫の原因となるアスベスト
先進国では原則使用禁止となっていますが、中国ではまだ使われています。
中国沿岸部のビルの破壊などで放出されたアスベスト
PM2・5と同じように日本に飛来する可能性もあり、注意が必要です。
もっとも、たばこの害と比べれば健康影響は非常にわずかです。
過剰に心配する必要はありません。
(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)


PM2.5 PM2.5 大気汚染