イカの取れすぎは大地震の前兆?…徳島で4倍も
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110501-OYT1T00194.htm?from=main6
東日本大震災の直前に、例年に比べて
徳島県内でイカの水揚げが大幅に増えていたことがわかった。
徳島県内のイカ漁の主な漁場は紀伊水道で
特に多いのはコウイカの一種ヤケイカ。
漁協によると、最盛期の今年1〜2月
港に水揚げされたイカは約200トンで例年の2〜4倍。
徳島県北部の漁協でも今冬、イカの水揚げは70トンあり、例年の3倍だった。
また、対岸の有田箕島漁協(和歌山県)でも
イカの水揚げが例年の2〜3倍の約700キロあったという。
農林水産省の統計によると
徳島県内の「イカ類」の水揚げは阪神大震災前年の1994年は491トン。
1993年の1・4倍、1992年の1・9倍もあった。
当時は全国の漁師たちの間で、イカと地震の関係が話題になったといい
現在でも地震の前兆現象の報告会などで報告されるほど有名になった。
また、あるベテラン漁師は
「1946年の南海地震の直前にも、イカが大量に取れた」と話す。
東海大海洋研究所(静岡市)の長尾教授(地球物理学)によると
大地震の前には深海魚やアジなどの水揚げも増えるといい
地震と生き物の行動との関係は古くから指摘されてきた。
長尾教授は、イカの水揚げ増について
「興味深い現象で、毎日海に出ている漁師の証言なら、信ぴょう性が高いのでは」
と話している。
(写真はイメージです)
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