仙台/「浪分神社」の伝承途絶える
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110410t73039.htm
仙台市若林区の浪分神社は、津波の浸水域との境目に建てられたと伝わる。
伝説は月日の経過とともに忘れ去られ、教訓として生かされることはなかった。
神社は海岸から直線で約5.5キロ、海抜約5メートルに位置する。
複数の歴史書などによると、建立は1702年とされ
慶長三陸津波(1611年)では
この周辺で津波が二手に分かれて引いていったと伝わる。
津波は1835年にも地域を襲ったという。
今回の東日本大震災の津波は
仙台東部道路にせき止められる格好で、神社の手前約2キロで止まった。