先人の教え 2

仙台/「浪分神社」の伝承途絶える
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110410t73039.htm



仙台市若林区の浪分神社は、津波の浸水域との境目に建てられたと伝わる。
伝説は月日の経過とともに忘れ去られ、教訓として生かされることはなかった。


神社は海岸から直線で約5.5キロ、海抜約5メートルに位置する。
複数の歴史書などによると、建立は1702年とされ
慶長三陸津波(1611年)では
この周辺で津波が二手に分かれて引いていったと伝わる。
津波は1835年にも地域を襲ったという。


今回の東日本大震災津波
仙台東部道路にせき止められる格好で、神社の手前約2キロで止まった。

[明治三陸津波

1896年6月15日午後7時31分
三陸沖の日本海溝付近でマグニチュード(M)8.5の巨大地震が発生。
約30分後には津波三陸沿岸に襲来した。最大到達点は海抜38.2メートルに達した。
現在より人口が非常に少なかったにもかかわらず、死者、行方不明者は約2万2000人に上った。
地震の揺れが震度2〜3程度と弱く、地震後も逃げなかった人が多かったためとされる。

昭和三陸津波

明治三陸津波から37年後の1933年3月3日午前2時21分
三陸沖の日本海溝付近でM8.1の巨大地震が起き
三陸沿岸部で震度5程度の揺れを記録。その30〜60分後に津波が到達。
岩手県を中心に約3000人の死者、行方不明者を出した。


東日本大震災