妊婦 × タミフル



日本産科婦人科学会
「妊婦もしくは褥婦に対しての新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A」 より
(平成21年8月25日改訂版)
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20090825b.html

Q3:
妊婦がインフルエンザ様症状を訴えた場合、どのように対応すればよいでしょうか?

A3: 
WHOは新型インフルエンザ感染が疑われる場合には医師は確認検査結果を待たずに
ただちにタミフルを投与すべきとしています。


Q5:
妊婦が新型インフルエンザ患者と濃厚接触した場合の対応はどうしたらいいでしょうか?

A5: 
抗インフルエンザ薬(タミフル、あるいはリレンザ)の予防的投与を開始します。


Q6: 
抗インフルエンザ薬は胎児に大きな異常を引き起こすことはないのでしょうか?
A6: 
2007年の米国疾病予防局ガイドラインには
「抗インフルエンザ薬を投与された妊婦および出生した児に有害事象の報告はない」
との記載があります。
また、これら薬剤服用による利益は、可能性のある薬剤副作用より大きいと考えられています。
催奇形性に関してタミフルは安全であることが最近報告されました。




Q11: 
感染している母親が授乳することは可能でしょうか?
A11: 
母乳を介した新型インフルエンザ感染の可能性は現在のところ知られていません。
したがって、母乳は安全と考えられます。