麦茶とは

夏の水分補給にぴったりな冷たい麦茶 香りにリラックス効果も
http://apital.asahi.com/article/hiketsu/2013080600015.html






麦茶の原料は、大麦の種子。
大麦には二条と六条の2種類があるが、六条大麦が麦茶になる。
ビールや焼酎の原料になる二条大麦とは、実の列の数が異なる。
一つの穂につく実の列が2列だと二条、6列だと六条と呼ばれている。


麦茶は種子を煎じるので、厳密にいえば「お茶」ではない。
また、茶葉で生成されるカフェインも含まない。
麦茶は、ビタミンB1やB2、カルシウムや食物繊維を含んでいる。

 

野菜のおいしい保存術

イモ・タマネギは常温で 野菜のおいしい保存術
新鮮なうち冷凍・乾燥も
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO58034580S3A800C1W05001/






「野菜は何でも冷蔵庫に入れればいいと思ってはいけない」。
「八百屋の匠(たくみ)」として知られる杉本青果店(足立区)の店主、杉本さんはこう話す。


野菜の中には寒さに弱く、冷蔵庫で冷やし過ぎると低温障害を起こすものもある。
暑い時期に育つ夏野菜がまさにそうで、長い間冷気に当たると、
ナスは種が黒くなったり、
トマトは実が透き通ってぶよぶよしてきたりする。
暖かい地域が原産のサツマイモも低温は苦手だ。


低温障害に遭いやすい野菜は常温で保存、
それ以外の寒さに強い野菜は冷蔵庫での保存が適している。


ただし夏のこの時期、
トマトやナスの常温保存は都会の住宅事情では難しいかもしれない。
昼間留守になり、室温が30度を超えるようなら冷蔵庫に入れるほうが無難だ。


冷蔵庫での保存が適している野菜も、適当に放り込めばいいわけではない。
「上手に保存したいなら、まずは冷蔵庫の特質を再確認してほしい」と、
管理栄養士・料理家の松村真由子さんは話す。


冷蔵庫の中は思っている以上に乾燥している。
野菜は乾かないよう、ポリ袋に入れるのが基本だ。
葉もの野菜は袋の口を開けたまま売っていることが多いので、
上からもう1枚袋をかけて、葉先の乾燥を防ぐといい。


松村さんは、野菜は洗ってから冷蔵庫に入れることを勧める。
「泥や汚れ、中には虫がついている野菜もあり、そのまま入れると不衛生」なためだ。
まとめて洗っておくと、料理のたびに少しずつ洗う手間を省けるメリットもある。
ただし野菜は水分がついていると腐りやすいので、水気はしっかりと拭き取ろう。


畑で育つ姿で保存するのもポイントだ。
例えば葉ものやアスパラガスのように上に伸びる野菜は、
冷蔵庫の中でも立てておくと、栄養を消耗しにくい。





一方、「どう保存しても、味が落ちる野菜もある」(杉本さん)。
その代表がトウモロコシ。収穫時には甘いが、あっという間に甘みがなくなる。
トウモロコシはその日食べる分だけ買うのが基本だ。


トウモロコシほど極端でなくても、
どの野菜も時間とともに味、栄養は落ちていく。
例えばキュウリは「シャキシャキ感は長く保てても、香りは3日で消える」(杉本さん)。
野菜は「生きるために栄養素を自己消費している」(松村さん)と考えていい。
4、5日で食べ切れないと判断したら、鮮度のいいうちに加工するほうが賢明だ。


加工方法は複数ある。
野菜料理家の庄司いずみさんは
「料理の素材として使うか、そのままおかずにするか、
用途によって加工方法を使い分けるといい」と助言する。


煮物やいため物、汁物の具など素材として使うなら
(1)生のまま切って冷凍する
(2)固めにゆでて冷凍する
(3)干し野菜にする――方法が便利だ。

虫刺されに2タイプ あとで腫れる場合は処方薬を

虫刺されに2タイプ あとで腫れる場合は処方薬を
かゆみ何カ月も続くことも
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO58034810S3A800C1W13001/



◆ぶり返すかゆみ
兵庫医科大学の准教授、夏秋優さんは
「蚊やアブ、ブユ、ネコノミなどの吸血性昆虫は、血を吸うために、
皮膚を刺したときに血が固まらないように唾液成分を注入する。
この成分に対して起きるアレルギー反応が虫刺され症状で、
反応には即時型と遅延型の2タイプがある」と話す。


大人に多い「即時型反応タイプ」は、
刺されるとすぐ皮膚がふくれ、かゆみが出るが数時間たつと自然に治まる。


それに対して、子どもに多い「遅延型反応タイプ」は、
刺されて数時間から翌日にかけて症状が表れる。
皮膚には赤く盛り上がった皮疹でき、かゆみが次第に強くなる。
水疱ができることもあり、かゆみは1〜2週間、何回もぶり返す。
ときには硬くしこり状になった結節性痒疹(ようしん)という状態になり、
何カ月もかゆみが続くこともある。


これまでの研究で、最初に刺されたときは無症状だが、
何回か刺されるうちにアレルギーが生じ、
遅延型の反応を起こすようになることがわかってきた。
さらに繰り返し刺されることによって即時型へと移行すると考えられている。


夏秋さんは
「蚊に刺された場合でも幼児期には強い遅延型反応を起こす子どもが多い。
ただし、大人でも体質によっては遅延型の反応を示すので、
そうした人はなるべく蚊に刺されないように注意してほしい」と話す。