飛ばないテントウムシ

飛ばないテントウムシ、見参! 逃げずサボらず害虫退治
http://digital.asahi.com/articles/ASG645JJGG64ULBJ00P.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG645JJGG64ULBJ00P



品種改良で生まれた飛ばないテントウムシが、
害虫アブラムシの天敵として、ビニールハウスで使われることになった。
飛距離の少ないものを約30世代にわたって選び続けた。
羽根はあるのに飛ぼうとしても飛べず、逃げたり仕事をさぼったりしないのが利点だ。


テントウムシは、作物の汁を吸うアブラムシの天敵として農業に活用されてきた。
だが、多い時は半分がビニールハウスの天井に張り付き、仕事をしない。


飛ばないテントウムシ
農業・食品産業技術総合研究機構の近畿中国四国農業研究センターが開発。
屋内限定の「生物農薬」として登録され、
茨城県のメーカー・アグリセクトが16日に発売を始めた。
国産のナミテントウという種で、飛距離を測って少ないものを繁殖し続けた。


露地栽培での活用が今後の目標だ。
今後、放した畑に飛来する野生種の数をもとに、交雑のおそれがないかを調べる。