太陽は真空でなぜ燃える?

太陽は真空でなぜ燃える?
http://www.asahi.com/shimbun/nie/tamate/kiji/20130107.html



核融合」で光っているのよ


明るいけど、地球には
太陽から出る光の22億分の1しか届いていないそうよ。


実は「燃えている」わけではないの。
核融合」という反応で大量の熱や光を出しているのよ。


太陽の表面は6000度だけど
中心部はとっても高温で1600万度もあるの。
核融合反応はすごく高温になると起きるのよ。


太陽は、主に水素でできたガスの固まりなの。
とても大きくて重いから重力も強くて
ガスが逃げられず星の形に固まっているわけ。
中心部の水素ガスは強力な重力で押しつぶされ
2400億気圧というすごい圧力になっているの。


この高い圧力と熱でつぶされ、いくつかの反応を経て
四つ分の水素原子核が、一個のヘリウム原子核に融合するのが「核融合」。
この反応の際に、ばくだいなエネルギーが光や熱の形で放出されるの。


中心部では毎秒400万トンの水素がエネルギーへと変わっているの。
400万トンと言っても太陽のおもさは地球の30万倍以上あるから
あと60億年は大丈夫よ。