EPAとDHA

花粉症緩和に効果 魚成分、上手に摂取 DHAやEPA
http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A96889DE1E7E5EBE6E2E7E2E0E3E3E2E0E2E3E39F88E6E2E2E3;p=9694E3E1E2EBE0E2E3E3E6E0E0EA


  • 血液の流れよく

EPAとDHAに共通する機能としては、いわゆる血液をサラサラにする効果がある。
EPAなどが血液中の赤血球の表面の膜を軟らかくすることで血球が様々な形に変形しやすくなる。
毛細血管のような狭いところでも血液がスムーズに流れるようになる。


花粉症などアレルギー疾患の症状を緩和する効果も最近は注目されている。
DHAにあってEPAにはない機能として代表的なものは
脳や目などの神経組織の働きを改善する効果だ。
EPAもDHAも構造はよく似ているが
脳への入り口である脳関門を通過できるのがDHAだけと考えられている。


マルハニチロホールディングスは、島根大学医学部などと共同で
高齢者を対象にした認知症予防の研究を実施。
DHAの成分を高めた魚肉ソーセージを1日2本ずつ食べてもらった。
オリーブ油入りのソーセージを食べたグループと比較して
認知機能や記憶力のテストで高い成績が得られた。
認知症予防の可能性が示唆された」としている。


厚生労働省はEPAとDHAを合計で1日1グラム以上摂取するよう推奨している。
実際の日本人の摂取量は40代の男性で約0.3グラム、同女性で約0.2グラムとなっている。

  • 揚げ物は5割ロス

効果的にとるには魚料理の調理にも工夫がいる。刺し身で食べるのが理想的。
通常の調理による加熱でEPAやDHAが分解することはほとんどないが
脂肪分と一緒にEPAやDHAが流れ出てしまう。
焼いたり煮たりすると約20%、揚げ物では約5割をロスする。
ホイル焼きにして油をできるだけ逃がさないようにしたり
調理後にフライパンに残った油分でソースを作ったりして効果的にとることができる。