睡眠薬 × 酒

NHK 名医にQ あなたの疑問に答えます!睡眠の悩み
http://www.nhk.or.jp/kenko/drq/archive/20101218/index2.html


Q.睡眠薬とお酒 一緒にのんでよい?


A.1

アルコールと睡眠薬は絶対一緒に飲んではいけません。
両者が作用し合って、1+1=5倍くらいの作用になることもあります。
記憶障害、ふらつき、めまい、寝ぼけや脱力など、事故に繋がる事が多くなります。
また、アルコールには寝付きをよくする効果がありますが、眠りの質を悪くする他
徐々に飲む量が増え、いつの間にかアルコール依存症になってしまう場合が多いのも問題です。
(日本大学医学部教授 内山真先生)

A.2

排尿時失神の可能性があります。
この病気は飲酒後の排尿によって、突然失神してしまう病気です。
高齢の場合、大きな事故に繋がりかねない危険な状態です。
(獨協医科大学教授 平田幸一先生)

A.3

アルコールによる利尿作用や、寝汗をかきやすくなることで、血液が濃くなり
固まりやすくなり、血管が詰まりやすくなるため、脳梗塞心筋梗塞のリスクも高くなります。
また、お酒を飲んで仰向けに寝ると、いびきが多くなり、睡眠時の無呼吸のリスクも上昇します。
睡眠薬は寝付きに使う短時間だけ効果のある物を使って下さい。
何れにしても、寝酒はほどほどにするのが宜しいかと思います。
(愛知医科大学教授 塩見利明先生)