追加記念講演会 イーライリリー
The Naha Terrace
【特別講演】
『多様化するうつ病への治療戦略 -BipolarityとTemperamentをヒントに-』
琉球大学精神病態医学講座教授 近藤毅先生
Temperament=気質
※ほとんど理解できなかったので断片的に書いていきます。
双極性障害の3分の1が、うつ病と診断されている。
軽躁エピソードを丁寧に拾う。
双極Ⅰ型障害
https://www.bipolar.jp/about/kind.aspx
「躁状態(躁病エピソード)」がはっきりしていて症状が重いのが特徴です。
典型的な躁状態とうつ状態があらわれ
以前「躁うつ病」と呼ばれていた症状は、ほぼこのⅠ型に当てはまります。
躁状態のときは、本人は病気と思っていません。
他人への攻撃性が増して、そのためにトラブルで仕事を失ったり
離婚など、深刻な損失をこうむるケースがあります。
双極Ⅱ型障害
Ⅰ型の「躁状態(躁病エピソード)」が重症であるのに対し
「軽躁状態(軽躁病エピソード)」とうつ状態を繰り返すタイプが双極Ⅱ型障害とされています。
「軽躁状態(軽躁病エピソード)」は
「持続的に高揚した開放的な気分が、少なくとも4日以上続く」というのが
ひとつの基準になっています。
程度にかかわらず、本人は“調子が良い”と感じているので
なかなか問題に気がつきません。
ほとんどの場合、トラブルも起こさないので、周りからも見過ごされがちです。
しかし、摂食障害や不安障害、アルコール依存などが合併しやすく、じつは深刻です。
双極スペクトラム
双極性障害はこれまで、Ⅰ型、Ⅱ型という独立した疾患として診断されてきましたが
Ⅰ型とⅡ型の間には移行型もあるうえ、これらの診断を満たさなくても
双極性障害に準じた治療が必要なケースもあることなどから、双極性障害の概念を
連続的な「スペクトラム障害」として考えようという動きが出てきました。
気分安定薬 Mood stabilizer 主に躁状態に
定型抗精神病薬 統合失調症
非定型抗精神病薬 統合失調症
リチウムはアーティスティックな人のひらめきを失くしてしまう事がある。