グラクティブ発売記念講演会 小野
ANA Laguna Garden Hotel
【特別講演】
「GLPー1シグナルと新しい糖尿病治療 インクレチン治療薬を中心に」
宮川潤一郎先生 (兵庫医大 糖尿病科 准教授)
シタグリプチンとボグリボースの比較試験
シタグリプチン HbA1c 0.7%↓
ボグリボース HbA1c 0.3%↓
有意差が出た。
グラクティブは1日1回だが
次に出てくるエクア(ノバルティス)は1日2回
単独あるいはSUとの併用でしか適応を取れていない。
武田のアログリプチン(ネシーナ)は6月発売予定。
DPP4阻害薬とACE阻害薬の併用で血管浮腫リスク?
軽度から中等度の血管浮腫が増加する可能性が示唆されたと
Hypertension(2009)に掲載された。
GLPー1アナログ
ノボのピクトーザ(リラグルチド)
4〜5月に発売予定。1日1回
抗体発生率は9%
リリーのバイエッタ(エクセナチド)
アメリカ毒トカゲ由来
1日2回投与だが、現在週1回タイプを治験中。
抗体発生率は49%
GLPー1アナログは食欲を低下させ、体重を減らす。
DPP4阻害薬にはその作用はない。
いずれの薬剤もインスリン分泌を増やし、グルカゴン分泌を減らす。