The Naha Terrace
第6回セロトニン関連障害研究会 (医師1000円、薬剤師無料)
ミルタザピンは、1994年にオランダで発売、現在までに世界86カ国で承認され
米国精神医学ガイドラインでは抗うつ剤の第一選択薬として位置づけられている。
ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬
Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant (NaSSA)
副作用
傾眠(50%)、口渇(20.6%)、倦怠感(15.2%)、便秘(12.7%)
特別講演1
「リフレックスの使用経験」
九州大精神病態医学准教授 川嵜弘詔先生
構造は四環系のテトラミドに非常によく似ているが、薬効薬理はかなり異なる。
投与1週間から抗うつ効果が認められる。
SSRIではセロトニン受容体刺激によると考えられる悪心・嘔吐などの副作用が見られるが
ミルタザピンはSSRIの副作用を抑制する作用があり、SSRIとの併用は有用。
眠気が強い。抗ヒスタミン作用によるものと思われる。
不眠患者には好評だが、傾眠・倦怠感などで脱落率は高い。
休日の前からスタートするのがよい。