妊婦の喫煙

妊娠中の喫煙は赤ちゃんの喘息リスクを高める
Smoking pregnant increases baby's asthma risk: study

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2641805/4592843



妊娠中の喫煙は
赤ちゃんの喘息リスクを最大で6倍押し上げるとする研究結果が
ヨーロッパ呼吸器学会(European Respiratory Society)で発表された。


スウェーデンのAnders Bjerg教授らのチームは
1996〜2008年にかけて約3400人の子どもを対象に喘息の調査を行った。


妊娠中に喫煙していた母親から産まれた赤ちゃんの体重は
喫煙していなかった母親から産まれた赤ちゃんの体重に比べて
平均で211グラム少なかった。


また、体重が2500グラム未満の未熟児が産まれる確率は
妊娠中に喫煙していた母親では24.3%にも上ったのに対し
喫煙していなかった母親では4.1%だった。


喘息にかかるリスクは、母親が妊娠中に喫煙しておらず
出生時体重が基準値の子どもでは7.7%だったが
母親が妊娠中に喫煙しており、出生時体重が低体重の子どもでは23.5%に上った。


以上のことから調査チームは、妊娠時の喫煙は赤ちゃんの低体重を招き
これが喘息の発生に影響を及ぼすとみている。