神は貧しき者を好まない

ロバート・キヨサキ
「金持ちがますます金持ちになる理由]」より

マタイ25・14−30
ある男が旅に出ることになり
出発する時に、しもべの1人に5タラント
もう1人に2タラント、3人目のしもべには1タラント預けた。


この主人が戻ってきたとき
最初のしもべはお金を2倍に増やしており、主人に10タラントを差し出した。
2人目のしもべも主人のお金を2倍に増やしており、4タラントを渡した。


主人はそれぞれのしもべに向かってこう言った。
「よくやった、忠実なる良きしもべよ。
お前は少しのことでも忠実であったから
これからは多くのものをまかせよう。主人と共に喜ぶがよい」


3人目のしもべは主人のことをとても恐れていたので
お金を増やすかわりに預かった1タラントを土の中に埋めておいた。


主人はこのしもべに向かって言った。
「よこしまな心の不精なしもべよ。
私が、種もまかない土地から刈り取り
かき集めようとする(ほど厳しい)人間だと知っていただと? 
ならばお前は私のお金を銀行に預けておくべきであった。
そうすれば、私は自分のお金を利息と共に受け取ることができたであろうに」


そして主人は、このしもべの1タラントを取り上げ
5タラントを10タラントにしたしもべに与えた。


このたとえ話は、次のような言葉で終わっている。
持てる者はさらに与えられて豊かに富む。
しかし、持たざる者は、持っている物すら取り上げられる。
http://www.tomoshibi.or.jp/tushin/otozure/otozure93.html
http://www.missionjapan.org/cgi-bin/bible.cgi?matthew/25

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この話の要点を私(キヨサキ)が解釈すると
貧しき者は心がよこしまで不精だ
つまり、心根が悪く怠け者だということになる。


「主人と共に喜ぶがよい」というくだりだが

主人が「神」を意味しているとしたら
お金を儲けて豊かになることは神の喜ぶところであり
そのおかげでますます豊かになるということだ。
それが、「神」は貧しき者を好まないという意味になってもしかたがない。