テリパラチド

多彩な骨粗鬆症薬の使い分けのコツ
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201201/522962.html


骨折リスク高い患者にPTH

テリパラチドは、骨芽細胞を増加させ骨新生を促進する。
最初に発売された1日1回製剤に加え、2011年には週1回製剤が登場した。
1日1回製剤は自己注射、週1回製剤は病院での注射となる。


腰椎骨密度の増加ではビスホスホネート製剤を上回る効果が示されており
高い骨折予防効果を有する。
「骨折リスクの高い重症患者、ステロイド骨粗鬆症患者など
骨量を増やす必要性の高い患者に対し、テリパラチドを積極的に使用すべき」
と 東京大学整形外科学准教授の田中栄氏は話す。

ビスホスホネート製剤が第1選択

鳥取大学保健学科教授の萩野浩氏は
「新しい薬剤が登場しているとはいえ、ビスホスホネート製剤が
多くの患者に対する第1選択薬であることは変わらない」との見方を示す。
その理由として挙げられるのが、ビスホスホネート製剤では
骨粗鬆症の治療目標である各部位の骨折抑制効果が明確に示されていることだ。