協和発酵キリン

主力品の伸長で、医薬事業は増収・増益−協和発酵キリン
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/business/cabrain-32172.html



(医療介護CBニュース)
協和発酵キリンは1月28日、2010年12月期決算を発表した。
最主力品のネスプ(エスポーの第2世代)が417億円(前期353億円)
2008年1月に発売した二次性副甲状腺機能亢進症治療薬レグパラが95億円(68億円)と
順調に推移したことなどから、売上高2103億円(前期比1.4%増)、営業利益358億円(12.7%増)
と増収・増益を確保した。


11年12月期の医薬事業は、売上高2120億円、営業利益320億円と、増収・減益を予想。
製品別に見ると、最主力品のネスプは469億円(12%増)と増加を見込んだ。
また、花粉の大量飛散が見込まれることから、抗アレルギー薬アレロックは298億円(11%増)
抗アレルギー点眼剤パタノールは102億円(36%増)と大幅に増加するとみている。
一方、エスポーについては、ネスプへの切り替えが進むことや
キッセイ薬品が昨年5月に発売したエスポーのバイオ後続品である
エポエチンアルファBS注JCRの影響などを受け、40億円(63%減)と大幅な減少を予想している。


10年12月期の全体の売上高は4137億円(1.7%増)、営業利益454億円(46.8%増)
経常利益465億円(42.5%増)、純利益221億円(121.1%増)と、増収・増益だった。
11年12月期は売上高3250億円(21.4%減)、営業利益370億円(18.5%減)
経常利益380億円(18.3%減)、純利益255億円(14.9%増)を見込んでいる。