フロベン


http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/di/diquiz/ より一部改変

◆Question

川崎病と診断された4歳男児の母親からの質問
「薬がアスピリンから、フロベンに替わりました。
 どのようなお薬ですか。」

処方せん

* フロベン顆粒 50mg
 分3 毎食後 14日分
* アンギナール散12.5% 80mg
 分3 毎食後 14日分


◆Anser

「フロベン」は
アスピリンと同じように、血液を固まりにくくするお薬です。
フロベンはアスピリンに比べて、肝臓に対する副作用が少ないことがわかっています。
先生はおそらく、副作用の少ない方のお薬に変更されたのだと思います。

◆解説

川崎病の治療法としてはアスピリン投与が基本となるが
肝機能低下等の理由でアスピリンが投与できないときは
フルルビプロフェン(商品名:フロベンほか)を使用する。


このほか、抗血栓剤として
ジピリダモール(アンギナール、ペルサンチン)
チクロピジン、ワルファリン等が併用されることもある。