ジプレキサ

2011 #40
ジプレキサ学術講演会 イーライリリー

Okinawa Harborview Crowne Plaza

特別講演

精神疾患エピジェネティクス
大阪医大 精神科 菊山裕貴先生


難解なセミナーでした。
断片的にメモを残します。


統合失調症神経細胞は枯れかかった木のよう。
統合失調症神経細胞体の体積が小さい
樹状突起が短い、樹状突起棘が少ない
分岐点が少ない、分岐回数が少ない


統合失調症躁うつ病は脳体積減少に起因する質的に同じ疾患。
統合失調症躁うつ病は重症度が量的に異なる疾患。
脳体積減少が白質に留まる軽症を躁うつ病
灰白質まで及ぶ重症を統合失調症とよんでいるにすぎない。


卵−芋虫−さなぎ−蝶
どの形態もDNAは同じだが、mRNAの発現比が違う。
DNAメチル化状態がまったく異なる。


統合失調症ではDNAメチル化が亢進している。
(加齢の方向性と同じ変化)
DNAメチル化亢進によりmRNA発現量が減少している。