RYO失敗する の巻(その1)

11月にもなると
さすがにこの島でも強烈な日差しは和らぎ
雨が多くなって、季節の変わり目となり
おじい、おばあは風邪をひき出した。


最近は、イソジンガーグル(うがい薬)の処方が、やたら多い。
いつものようにイソジンガーグルの処方で
監査もしてもらわずに、大声でおばあを呼び出して
イソジンガーグルの使い方の説明をしていると
おばあはキョトンとして僕を見ている。


そこに事務員が駆け寄って来て
「RYOさん、”イソジンゲル”ですよ!」と囁く。
ハッとして、処方箋を見ると
そこには汚い手書きの文字で”イソジンゲル”と書いてあった。


思い込みだ・・・!!
イソジン・・とくれば、うがい薬だと、僕は思い込んでいたわけだ。
イソジンゲル”なんて商品があるのをその時、初めて知ったよ。