アストラのワクチンは要らないってよ。

ファイザーとモデルナだけでいいなら、アンジェスと塩野義もいらないな。


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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2159S0R20C21A5000000/?unlock=1

厚生労働省は21日、
アストラゼネカ製のワクチンについて国内での接種を当面は見送ることを決めた。

アストラゼネカ製ワクチンは
海外で接種後にまれな血栓症の事例が報告され、死亡事例も出ている。
発生頻度は極めてまれだが、若年層で起こりやすい。
そのため海外では同社製ワクチンを高齢者に限って使用する動きが出ている。

英国では3月末時点の2020万回接種のうち、血栓症の報告が79件あった。
死亡例は19件で、そのうち50歳未満が11件だった。

ファイザー製とモデルナ製の2つのワクチンだけでもすでに
2億4400万回(1億2200万人分)超を確保しており、
高齢者以外も含めた国内の接種対象者1億1000万人分を上回る。

7月末の接種完了をめざす高齢者向けワクチンの確保にメドがたつ中で、
海外のようにアストラゼネカ製を高齢者向けに使いにくい状況だ。

政府はアストラゼネカと1億2000万回分のワクチンを供給する契約を結んだ。
うち3000万回分は米国から原液を輸入し、
第一三共明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクスが
国内の拠点で容器に詰めるなどの製剤化作業を担っている。
今春から原液輸入や製剤化の作業が始まっており、
各社は承認取得後の出荷に向けた準備を進めてきた。

残る9000万回分の原液は中堅製薬のJCRファーマが国内の工場で生産する。
JCRはアストラゼネカから技術移管を受けており、すでに原液の生産を始めている。
JCRはワクチンの新工場の建設計画も発表済みだ。

アストラゼネカは製剤化が済んだワクチンについて、
2~8度の冷蔵状態で少なくとも6カ月間保存できるとしている。
半年以内に使い道についてが決まらなければ
宙に浮いたワクチンは保存期限を迎える可能性がある。

海外でもたとえば米政府は
アストラゼネカ製ワクチンを確保していたが承認に至っていない。
米国は3億回分を購入する契約を結んでいる。
有効活用するためにワクチン不足に直面する海外に輸出する方針だ。
政府内でも国内で行き場がなくなったワクチンの活用法として輸出する案も浮上する。