高齢者への接種開始

高齢者への接種開始 新型コロナワクチンについて分かってきたこと
忽那賢志先生 | 感染症専門医
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210411-00231933/
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mRNAというタンパク質を生成するために使用する情報細胞を運ぶ設計図が、
新型コロナウイルスSARS-CoV-2)のスパイク蛋白、
つまりウイルス表面のトゲトゲした突起の部分を作る指示を伝える役割を果たしています。

ワクチンが接種されると、
mRNAは注射部位近くのマクロファージに取り込まれ、
スパイク蛋白を作るように指示します。

その後、スパイク蛋白はマクロファージの表面に現れると、
このスパイク蛋白に対する抗体が作られたりT細胞を介した免疫が誘導されることで、
新型コロナウイルスに対する免疫を持つことができます。

生きたウイルスはワクチンの中には入っておらず、
また遺伝情報を体内に接種すると言っても、
それによって人間の遺伝子の情報に変化が加わることもありません。

4月9日のワクチン分科会副反応検討部会の資料が公開されていますが、
特に2回目の接種後は、3割以上の人に接種翌日に37.5度以上の発熱が見られるなど、
全体的に副反応の頻度が高くなっています。

ちなみに私も先日2回目のワクチン接種を受けたのですが、
ちょっと接種部位が痛くなったくらいで、
それ以外は特に大きな副反応は見られませんでした。
別に熱が出てほしいわけではなかったのですが、少し拍子抜けしました。

一方、若い同僚は「へっへっへ・・・僕、熱出たんですよね・・・」
と何故か自慢げに報告をしてきましたが(聞いてないのに)、
これはどうやら、若い人の方が発熱などの全身症状が出やすいようです。
同じく4月9日のワクチン分科会副反応検討部会の資料によりますと、
年齢が高くなればなるほど、全身症状は頻度が低くなるようです。