ビタミンDで免疫維持 おすすめは魚を食べる

ビタミンDで免疫維持 おすすめは魚を食べる
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO61735790Q0A720C2000000?channel=DF140920160933
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ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促して丈夫な骨を維持する。
欠乏すると、くる病(小児)、骨軟化症(成人)など骨が弱くもろくなる病気が起こる。

感染症予防から、がんのリスク低下にまで関与

25のランダム化比較試験を統合解析したところ、
ビタミンDをとった人たちで急性気道感染症の罹患リスクが減少していた。
特に、血中ビタミンD濃度が10ng/ml未満の欠乏度が高い状態にある人の場合、
摂取による抑制作用が大きかった。
BMJ. 2017 Feb15;356:i6583.

ビタミンD不足とがんリスクに関する研究

乳がんでは、
ビタミンD血中濃度が20ng/ml未満の女性(欠乏)に比べ、
60ng/ml以上の女性では発症リスクが82%低かったという
約5000人の女性のデータを分析した米国の研究がある。
PLoS One. 2018; 13(6): e0199265.

大腸がんでは
35~40ng/mlの適量域の人は12ng/ml未満の欠乏域の人に比べ
発症リスクが27%低いという世界中の17の研究を解析したデータがある。
Natl Cancer Inst. 2019 Feb1;111(2):158-169.