後継者不足の名店 外食大手、M&Aで守る

後継者不足の名店 外食大手、M&Aで守る
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50673120W9A001C1TJC000/
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外食業界で大手企業による小規模な企業のM&Aが広がっている。
吉野家やクリレスが相次ぎ地域展開にとどまるチェーンを買収した。
味などのノウハウや常連客を引き継ぎ、成長の足がかりにする。

吉野家HDは5月、
広島県を地盤にラーメン店「とりの助」などを手がける
ウィズリンクHD(広島市)を完全子会社にした。
国内外で約90店を手がける同社は
創業者が後継者探しをする中で吉野家HDの傘下に入った。
地盤とする地域での物件情報を入手しやすくなり、
牛丼店などの新規出店も効率化できる効果を見込む。
吉野家HDは今後も地域に根付いた
小規模な飲食チェーンの買収を継続していく考えだ。

クリエイト・レストランツHD
3月にはうどん・そば店「銀座木屋」を運営する
木屋フーズ(東京・品川)を買収。
9月には北関東を中心に和食店を展開する
いっちょう(群馬県太田市)を買収すると発表した。

フジオフードシステムも4月、
沖縄県を地盤とするステーキ店「サムズ」の運営会社
グレートイースタン沖縄市)を27億円で買収した。
現在は10店超にとどまる沖縄での店舗数を
24年までに100店規模にまで増やす方針だ。