芍薬甘草湯

足がつって困る 〜こんなときこそ漢方薬 芍薬甘草湯の使い方〜
http://www.kampo-s.jp/web_magazine/back_number/293/rensai-293.htm
小淵岳恒先生
福井大学医学部附属病院 救急部・総合診療部



構成生薬はわずか2つ
芍薬
甘草
一般的に構成生薬が
少ないものほど
効果発現が早い


芍薬甘草湯には、鎮痛・鎮痙に用いられる芍薬と、
さまざまな漢方薬に使用されている甘草が含まれる。


症状が出現したら服用する、いわゆる「頓服」という内服法が可能であり、
内服して10 〜15 分程度で効果が発現するとされている。


しかし、芍薬甘草湯は甘草の含有量が多く、
漫然と1 日3 回といった内服法を長期間続けてしまうと、
浮腫や血圧上昇、低カリウム血症などといった
偽性アルドステロン症をおこす可能性が、
ほかの甘草を含有した漢方薬より起こりやすいとされており、
できるだけ症状が出現した際に使用するにとどめ、
長期投与は避けることが望ましい。