「カフェオレ」と「カフェラテ」は何が違うのか

「カフェオレ」と「カフェラテ」は何が違うのか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170702-00010000-otonans-soci&pos=4


編集部では、全日本コーヒー協会の西野豊秀専務理事に聞きました。


カフェオレはフランス、カフェラテはイタリア
まず、カフェオレ(cafe au lait)は
フランス語で「牛乳入りのコーヒー」を意味するように、
主にフランスで好まれているコーヒーの飲み方です。
ペーパーなどでドリップしたフレンチローストコーヒーに
熱いミルクを注いで作られ、「カフェオレボウル」と呼ばれる
持ち手のないカップで出されます。コーヒーとミルクの割合は「1:1」


一方、カフェラテ(Caffe Latte)は
イタリア語で「コーヒー牛乳」という意味です。
イタリアで「Caffe」は一般的に、
焙煎度の最も深いイタリアンローストコーヒーを使って濃く抽出した
エスプレッソ」のこと。
このエスプレッソにミルクを混ぜて作られるものがカフェラテと呼ばれます。
エスプレッソとミルクの割合は「2:8」。


エスプレッソは濃縮されたコーヒー。
ミルクより少量でもコーヒーの風味と苦みがしっかりと味わえます」(西野さん)


つまり、カフェオレもカフェラテもミルクが入っている点は同じですが、
使われるコーヒーの抽出法に違いがあるのです。
「カフェオレはマイルドな苦みがあり、柔らかい味わいが楽しめます。
一方、苦みが強いエスプレッソを使用するカフェラテは
少しほろ苦さがあるのが特徴です」


なお、カフェチェーンなどでは近年、
泡立てたミルクを使ったものを「カフェラテ」と呼ぶケースもありますが、
これは一般に米国流の呼び方。
イタリアでは、これと同じ飲み物を「カプチーノ」といいます。