慢性すい炎

すい臓の病気 徹底解説「慢性すい炎」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2017/06/0613.html


慢性すい炎では、すい臓の組織が線維化したり、
すい液を分泌するすい管にすい石ができたりします。
その結果すい臓全体が硬くなり萎縮していきます。
すい液の分泌も低下して、食べた物を消化・吸収する働きも失われてしまいます。


◆症状は変化していく

慢性すい炎の症状は、初期は上腹部の痛みが中心です。
しかし5年〜10年で後期に進行すると腹痛は軽減します。
すい臓自体が大きく壊れてしまうからです。
すい液の分泌も低下して消化吸収が悪くなるため、
下痢、脂肪便、体重減少が起こります。
脂肪便は食物の脂肪分が便に混じるもので、
白っぽい、においと粘りが強いなどの特徴があります。
また、すい臓からのインスリン分泌も低下するため糖尿病を発症しやすくなります。


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