インフルワクチン、鼻にスプレー 第一三共が申請へ

インフルワクチン、鼻にスプレー 第一三共が申請へ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28HW4_Z10C16A2TI1000/?dg=1



第一三共は鼻にスプレーして使うインフルエンザワクチンを今春に承認申請する方針だ。
アストラゼネカから導入したワクチンで、主に子供向けの接種を想定している。


承認申請を予定しているのは
米国で「フルミスト」という製品名で使われているスプレー式のインフルエンザワクチン。
4種類のウイルスに対応している。
日本国内で実施した臨床試験で得たデータをもとに承認申請し、
2017年秋の製品発売を目指している。


スプレー式ワクチンには、ウイルスの毒性を弱めた生ワクチンを使用する。
この弱毒の生ワクチンは一定の免疫を持つ成人に接種すると、
効き目が弱くなる傾向がある。このため欧米では主に子供向けに使われているという。


鼻スプレー式インフルエンザワクチンの開発では、
阪大微生物病研究会も15年10月から臨床試験を始めた。
国立感染症研究所と開発したワクチンを使い、
大人も子供も使いやすい新製品の実用化を狙っている。