上場中堅企業ランキング 次の時代を担うトップ50
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO89444610X10C15A7X11000/?df=2&dg=1
医科手術用の縫合糸に取り付けて使う「アイレス針」
■医師の信頼厚く 手術用針など120カ国に販路
医療器具で医師からの信頼が厚いのがマニーだ。
手術用縫合針や眼科手術用ナイフが主力で、切れ味や耐久性などが支持される。
(1)世界一の品質を実現できる
(2)寿命の短い製品は扱わない
(3)医療器具以外は扱わない――などを理念とし、
世界120カ国超で販路を持ち、営業利益率も３割を超える高収益企業に成長した。
今年５月にはドイツの歯科治療器具２社を買収した。
２社は歯を削った後の詰め物など歯科修復材の製造販売を得意とする。
マニーが強みを持つ歯を削る器具などと組み合わせた販売や
共同研究、新製品開発でも相乗効果を見込む。
役員を２社に派遣し、経営の一体化を進めている。
同社は生産をベトナムなど東南アジアに移し、国内は研究開発に特化している。
「売上高は年10％成長が欠かせない」（高井寿秀社長）。
今後は東南アジアでの増産に向けた設備投資や人材育成も加速する構えだ。
