片頭痛 治療と予防

長引く頭痛 対処法「片頭痛 治療と予防」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2015/03/0303.html

片頭痛とは




片頭痛と診断できるのは、まず、特有の前兆である
閃輝暗点(せんきあんてん=光るギザギザが5〜20分間程度続けて見える)がある場合です。


閃輝暗点が消えると60分以内に頭痛が始まります。
ただ、大多数の患者さんにはこの前兆がないなど、診断が難しい状況がありました。
しかし、2013年に慢性頭痛の国際的診断基準ができ、
決め手となる症状がはっきりして診断がつきやすくなりました。


「片側に起こる」
「ズキンズキンと拍動性の痛みがある」
「痛みが強い」
「動くと痛みが悪化する」
の4つの症状のうち2つ以上当てはまることに加え、
「吐き気」
「光・音に敏感」
のどちらかがあれば、片頭痛と診断されます。

治療薬の効果的な使い方




トリプタンを効果的に用いるためには、使用のタイミングが重要です。
頭痛が起きる前にのんでも、痛みが本格化したあとにのんでも、あまり効果は期待できません。
最も効果的なのは、ズキンズキンと痛みが始まったが、
まだ吐き気までは起きていない、軽度の段階で服用することです。
前兆として閃輝暗点がある場合は、
閃輝暗点が消え、頭痛が始まったらすぐに薬を服用します。


なお、トリプタンは、脳梗塞狭心症など
血管が収縮すると発作が起きる可能性のある病気をもつ人は使えません。
そのほか、肝機能が低下している人、重度の高血圧やてんかんがある人も使用できません。


頻繁に薬を使用しないと頭痛の症状が抑えられない場合は、
予防薬を積極的に用いて頭痛の回数や程度を減らし、薬の使いすぎによる頭痛を防ぎます。
予防薬には、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬などが使われています。

  • 服薬のタイミング

http://www.towayakuhin.co.jp/m/sum-t/timing.html
http://www.eisai.jp/medical/products/maxalt/guidance/treatment03.html