2015#1
レベチラセタム学術講演会
Hotel Royal Orion (ロイヤルオリオン)
てんかん新時代〜もう昔には戻れない〜
◎中里信和先生 東北大学大学院医学系研究科教授
1984東北大卒、UCLA留学
てんかん治療、5年前は昔、10年前は大昔
全身けいれんはバルプロ酸
局在関連はカルバマゼピン
カルバマゼピンはめまい・薬疹の副作用があり嫌いなDrが多い
しかし、少量からなら大丈夫。使わないDrは素人
ミオクロニー発作
若年ミオクロニーてんかん(JME)=全身=バルプロ酸
ピクンとなる。茶碗をひっくり返す、携帯を落とすなど
朝方に多い
小児欠神発作
小発作=全身=バルプロ酸・エトスクシミド
目をパチパチする
カルバマゼピン・フェノバルビタール・フェニトインは肝での酵素誘導が強い
他剤の血中濃度を下げる
骨粗しょう症、性機能障害、血管性障害の合併を引き起こす
ラモトリギン:カルバマゼピン、バルプロ酸の併用に影響を受ける
イーケプラ:他剤併用しても関係ない
ゾニサミド、トピラマート:抑うつ、体重減、しゃべり方が遅くなる
バルプロ酸、トピラマート:催奇形性
中高生から薬剤を調整すべき、葉酸も併用
EUの勧告 2014
妊娠可能な女性に対してバルプロ酸は原則として避けよ
新薬はどこが違うか?
効力は同じ
副作用少ない
スペクトラム広い
相互作用少ない
てんかんかPNESか
心因性非てんかん発作(PsychogenicNon-EpilepticSeizure、PNES)
専門医も誤診する
両方合併している患者もいる
先発のLL(レベチラセタム・ラモトリギン)
右のC(カルバマゼピン)、左のV(バルプロ酸)
渋銀の抑えCC クロバザム=マイスタン、クロナゼパム=ランドセン
最後にZ:ゾニサミド、とどめのT:トピラマート
戦力外通告のPP:フェニトイン、フェノバルビタール
抗てんかん薬はジェネリックに不安あり
血中濃度がかわる可能性