クルーグマン 消費増税反対

クルーグマン教授が安倍首相と会談、消費増税反対を表明
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0IQ0LL20141106

Paul Krugman
Princeton University professor
the Nobel Prize for economics in 2008


安倍首相は6日、来日中のポール・クルーグマン 
プリンストン大教授と首相官邸で意見交換し、
クルーグマン教授は消費税の再増税延期について、その必要などを説いた。
首相経済ブレーンの浜田宏一本田悦朗内閣官房参与が同席した。


同席者らによると、クルーグマン教授は米欧の経済情勢などについて見解を述べ、
黒田東彦総裁による日銀の金融政策運営を支持すると語った。


また、日本については、デフレ脱却前の増税の危険性を明言した。
首相は自分の意見をコメントせず、興味深く聞いていたという。


クルーグマン教授は、従来から
デフレ脱却途上における昨年4月の消費税増税を強く批判し、
ニューヨーク・タイムズ紙上などで持論を展開してきた。
今回は国内大手証券のイベント出席などで来日。
本田参与がこの日の会談を設定したという。


消費税再増税をめぐっては、政府内でも実施派と延期派の対立が目立っている。
首相周辺の延期派は、再増税による日本の景気悪化が世界経済に悪影響を与えると。
米国が懸念している点を強調してきており、
きょうの会談におけるクルーグマン教授の発言は、延期派への援護射撃になったとみられる。