布団ダニの退治

干してたたくだけでは逆効果 布団ダニの退治法
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO78519080X11C14A0W02001/



10月上旬、2枚の布団を4つのブロックに分け、その半分で初期状態を測定。
残る半分を
(1)天日干し(4時間)
(2)天日干しして布団をたたく(5分)
(3)天日干しの後、掃除機をかける(5分)
(4)天日干しと布団たたき、掃除機をかける――で手入れして成果を比べた。


■1平方メートルに350匹「日本では普通」
まずは布団を天日干しにした。
途中で裏表、左右を入れ替えて日照条件が同じになるようにして、
(2)と(4)は手が痛くなるまでたたいた。
日が沈み出したところで(2)と(4)はさらにたたき、
(3)と(4)は5分間丁寧に掃除機をかけた。


結果は(1)と(2)は++のまま。
(3)は+に1段階レベルが下がり、
(4)は一気に−(マイナス)まで低下した。
「布団をたたくと布団の奥に潜むアレルゲンが表面に出てくる」と白井さん。
だから布団たたきは、単独では逆効果。
掃除機がけと組み合わせて初めて意味があるということだ。


布団たたきと掃除機がけの組み合わせが有効と分かった。
一方、「55度超で20分間加熱しないとダニは死なない」ため、天日干しは効果が薄い。
また、ダニが卵からかえり、成虫になって産卵するまで5週間前後。
一時的に激減しても、卵が残ればアレルゲンは増える。
「週1回1平方メートルあたり20秒ほど掃除機をかけるのが目安」だそうだ。