川崎重工業

※持ち株のニュース


川重の有利子負債400億円削減 15年3月期末、将来投資に備え
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO76917930Q4A910C1DTA000/?n_cid=TPRN0004



川崎重工業
2015年3月期末の有利子負債を約4000億円と、前期末比400億円前後削減する。
製品納期の短縮や支払い条件の緩和を通じて
フリーキャッシュフロー(純現金収支=FCF)を確保し、負債返済の原資とする。
航空機エンジンの開発など、将来の資金負担に備え財務改善を急ぐ。


前期末の有利子負債は4421億円だった。
純有利子負債(有利子負債から手元資金を引いた額)が、
自己資本の何倍かを示すネットDEレシオ(負債資本倍率)は1.09倍だった。
今期末の1倍割れを目指す。


負債返済の原資となる今期のFCFは400億円前後を確保する。
FCFは営業活動で稼いだ現金収支(営業キャッシュフロー)と
投資活動の現金収支(投資キャッシュフロー)の合計だ。


前期から運転資金の圧縮などを進めている。
大型工事で前受け金が増えたこともあり、前期のFCFは741億円に膨らんだ。
それは下回るが、同社としては高水準のFCFが続く。


ネットDEレシオ1倍割れを達成した後は、負債圧縮より
「航空エンジンなど成長分野に積極的に資金をまわす」(村山滋社長)方針だ。