106円

円売り、主要通貨で目立つ 6年ぶり106円台
http://www.nikkei.com/markets/features/30.aspx?g=DGXLASDF09H1S_09092014EA2000



外国為替市場で円相場の下落が目立ってきた。
9日には約6年ぶりの円安・ドル高水準となる1ドル=106円台前半となり、
対ユーロなどほかの主要通貨でも軒並み円安となった。

マーケットナビ


http://www.bs-tbs.co.jp/globalnavi/navi/index.html


今週のドル高のきっかけとなったのは、3日に発足した安倍改造内閣の人事だ。
9月に入ってGPIFを中心とした本邦年金資金の本格的な日本株買いや、
外債投資に絡む円売りを期待していた市場だったが、それよりも前に、
マクロファンド勢をはじめとする海外勢が一気に買いを仕掛けることになった。


注目の筆頭は、塩崎厚生労働大臣
自民党内でGPIF改革に積極的な姿勢をみせていた塩崎氏を
GPIFを所轄する省のトップに据え置くという人事を目の当たりにした市場は、
アベノミクスの本気度を否が応でも感じざるを得なかったのではないか。
もう一つの注目ポイントは、谷垣氏の幹事長の就任だ。
目先の景況感の悪化から、消費税率の10%への引き上げは先延ばしとすべきだ、
との声が聞こえ始めているが、もともと消費税増税の先鞭をつけた谷垣氏を
党幹部に就任させたことは、予定通りアベノミクスを推進していくという
強い意思表示でもあるわけで、市場に安心感を与えたと言っていいだろう。